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建売住宅に欠陥が多いのは本当か?


建売住宅といえば欠陥住宅?

「建売住宅を買うと欠陥住宅にあたることが多い」「建売は欠陥ばかりだ」などと話す人もいます。一方で、「昔の建売はひどかった」「今の住宅ではそんなことはありえない」「いろんな検査も入っているので大丈夫だろう」と話す人も少なくありません。

実際のところ、最近の建売住宅に欠陥工事があるのかどうか気になっている人も多いでしょう。これから建売りを買おうとしている人やすでに買って居住している人にとっては関心が高いはずです。

筆者の会社では、たいへん多くの建売住宅を住宅診断(ホームインスペクション)しています。その数は年間700件程度(※執筆当時の件数。2016年は2000件超。)にのぼります。関東や関西など広範囲で建売住宅のインスペクションをしているのですが、その診断結果を見ていてわかるのは、建売住宅にはまだまだ欠陥工事、施工ミスがあるということです。

ただ、昔、それこそ30年程度前に比べると全体的な品質は上がっているのではないでしょうか。ただし、その30年前にはこのようなホームインスペクションをしていませんので、直接的な経験で比べることはできません。あくまで実感によるものです。

以前と今とでは、消費者の求める品質はより厳しくなっており、同じ尺度では測れません。厳しいチェックがあることで、業界の施工品質はあがってきており、今後も品質向上が期待できそうです。

しかし、今でも単純な施工ミスは数多く見られます。住宅を新築する過程では、基礎の配筋工事、断熱工事のところでの施工ミスが多く、検査時に指摘にあがることが多くなっています。

また、完成物件の住宅診断(ホームインスペクション)で床下へ潜って奥まで調査していくと、新築とは思えない施工ミスが見つかることもあります。

たとえば、新築なのに漏水していたり(配管からの漏水で建築会社がテストしたときに漏れた可能性がある)、断熱材がいくつも落下していたりすることなどです。ほかにも、配管の支持金物が固定されていないとか、構造材の金物のビス抜けがあるといったこともあります。

いろいろな材料が工場で生産されて、現場で組み立てていく工程も増えましたが、現場ではそれらの設置作業などを丁寧に、適切に実施しなければなりません。残念ながら、それができていない建売も少なくないということです。

建売住宅に欠陥が多いのか?

この問いには単純には回答できない点もあります。それは注文建築でもしっかり監理されておらず、施工ミスが見逃されてきていることがあるからです。おそらく、割合としては建売の方が多いでしょう。しかし、建て売りだけがダメだと決めるつける業界人もいますが、それは間違いだと言えるでしょう。

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