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新築住宅の引渡し前の注意点(内覧会と引渡し)

契約した建物が完成して(又は、完成済みの物件を契約して)、住宅ローンの承認を得られれば、いよいよ引渡しです。この引渡しの際に、残代金を支払い、所有権が売主から買主に移転し、買主が鍵を受け取ることが一般的です。これらを同時にするわけですね(例外あり)。

引渡し前の内覧会(竣工検査・完成検査)が大事

新築住宅の引渡し前の注意点

この引渡しを行う前の重要な注意点が、買主による対象物件(住宅)の購入者検査(施主検査)です。

この購入者検査(施主検査)は、売主や施工会社は竣工検査(完成検査)と呼びますが、一般消費者の間では、「内覧会」として広がっています。

「内覧会」というとお披露目会のような印象を持つ言葉ですが、本来は購入者検査(施主検査)ですから、消費者の目でしっかりとその住宅をチェックしなければなりません。

契約通りに建てられているか、施工精度に問題は無いか、不具合は無いか、しっかりチェックする機会ですね。このチェックは第三者の建築士に立会い検査の依頼(一戸建ての内覧会立会いマンションの内覧会立会い)を検討すると良いでしょう。

引渡し前のスケジュールに注意

注意点というのは、その内覧会のスケジュールです。「内覧会の3日後に引渡しです」などとお客様から伺うことがございますが、これが問題となります。

引渡しのスケジュール

内覧会とは、前述したように検査を行う機会です。つまり、そのときに補修の必要な箇所があれば指摘し、実際に補修してもらわなければなりません。そして、その補修後に適切に補修されたかどうか確認する機会も必要です。多くの場合、補修工事にそれほどの日数を要しませんが、念のため、内覧会から引渡しまでの間は1週間~2週間程度のゆとりをもってほしいものです。

※引渡し後の方は「新築住宅の引渡し後、入居後(引越し後)の不具合への対応方法と流れ、注意点」をご覧ください。

なかには、「内覧会の3日後に引渡しです」どころか、「内覧会の翌日に引渡しです」と仰る方もいらっしゃいますが、これでは内覧会後の補修工事ができませんね。内覧会と引渡しの期間は、1週間~2週間程度を目安として売主(又は施工会社)と打合せしてください。

なお、この問題が多い時期があります。それは、9月・12月・3月です。売主(または施工会社)の決算や中間決算の時期だからです。この時期になりますと、無理矢理にでも引渡してしまって、売上計上しようとする会社が多発します。そのため、工事を急ぐあまりに無理な突貫工事で施工不良・欠陥工事が多く、買主は内覧会で細かく検査した方が良いでしょう。

売主側の一方的な自己都合の為に、買主のリスクが増大するのは明らかにおかしなことですよね。買主が早く引越ししなければならない(例えば、今の賃貸住宅の解約の関係など)のであれば、それらの事情も考慮して総合的な判断も必要ですが、売主側だけの都合であれば、それを拒否することも考えてください。

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引渡し前の内覧会(完成検査の立会い)で何をチェックするのか?

断熱材の施工不良

また、引渡し前の内覧会(完成検査の立会い)は、買主(または施主)が建物の施工精度を検査する機会ですから、前後のスケジュールだけではなく、当日もしっかり検査してください。基礎のクラック・ジャンカ、床や壁の傾斜、床下や屋根裏の構造部材とそれらを留める金具など、引渡し前にチェックすべき点は多いです。

上の写真は床下の断熱材がはずれている様子です。新築でもこのようなことがよくありますが、断熱材の施工不良があれば、冬は寒く夏は暑くなってしまい、且つエアコンの効き目を悪くし光熱費がアップしてしまうこともあります。

サッシのビス

次に上の写真です。これはバルコニーに面したサッシの下側で、バルコニーでかがんで覗き込まないと見えない箇所です。

ビスが浮いているのがわかりますか?これぐらい大したことないだろうと考えるのは間違いです。ここから雨漏りし、壁内部の構造体を腐食させて、カビだらけになってしまった住宅は数多くあります。見た目はちょっとしたことでも、建物へ与える影響が大きくなってしまうことは多いですから要注意です。

上記の事例は引渡し前の内覧会で立会い検査をした際に見つかったものの一部ですが、引渡し前はこのような施工不良を指摘し補修してもらう良い機会ですので、専門家の立会いを検討しましょう。

特に、一戸建ては専門知識を要する点が非常に多いため、第三者の一級建築士へ検査(内覧会立会い・同行)を依頼することが有効です。引渡しを受ける前であれば、まだ間に合います(前日申込でも対応可能)ので専門家の同行を検討しましょう。

詳しいサービス内容は以下です。ご自身で対応する場合は「住宅診断のチェックリスト」を参考にしてください。

新築の引渡し時のチェックで安心を


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