建築中(施工中)の住宅検査のメリット
- 欠陥住宅などのトラブルを未然に防ぐことができる
- 第三者の住宅検査が杜撰な工事への抑止力になる
- 施工不良などに対して一級建築士が是正を求めてくれる
- 一級建築士が検査することで業者の安全管理を促すことができる
- 施工業者やハウスメーカーの説明に間違いがないか確認できる
- 新築途中のチェックを自分でせずに専門家に任せることができる
- 遠方での建築でも専門家に任せられるので安心できる
第三者の立場でしっかり住宅検査
住宅の建築は、元請会社(工務店等)から数多くの下請け業者へと発注される為に多くの業者によって1軒の家が建てられます。元請が例え大手企業であってもこの構図に変わりは無く、現場で作業している職人次第で、どのような建物にもなるものです。
本来は、元の工務店や売主である不動産会社などがしっかり監督しなければならないはずですが、残念ながら監督が行き届かずに施工不良、場合によっては欠陥住宅ができてしまっているのが現状です。
「住宅あんしん工程検査」は、営利に無関係な(建築仕様レベルを落としたり、手抜きすることによるメリット、デメリットがない)立場で第三者として一級建築士が建築中に検査(チェック)するサービスです。
住宅あんしん工程検査(建築中の住宅検査)では、検査回数、内容、予算等に応じてコースを選ぶことができます。
<11回コース>
初回打合せ(1回)と現場検査(11回)を行います。構造耐力上主要な部分や建築トラブルの多い点(防水工事、断熱工事)のほか、ほぼ全ての工程が含まれたコースで、最もお奨め致します。
<8回コース>
初回打合せ(1回)と現場検査(8回)を行います。構造耐力上主要な部分や建築トラブルの多い点(防水工事、断熱工事)も含まれたコースで、お奨めのコースです。
<6回コース>
初回打合せ(1回)と現場検査(6回)を行います。構造耐力上主要な部分に重点を置いたコース(但し断熱工事の検査を含む)で、竣工時の検査も実施致します。
<1回コース>
設計図書などの図面確認と建築中も一級建築士が1回のみの建築検査を致します。「図面確認(1回)+現場検査(1回)」のサービスです。住宅あんしん工程検査(建築中の1回検査)で詳細をご確認ください。
建築中の住宅検査(ホームインスペクション)の基本的な流れです。但し、工程・プラン等によって異なりますので参考としてください。また、ご利用の検査コース・検査回数によって、実施する検査が異なりますのでご予算等に応じてご検討ください。
検査の流れ
1.検査前の初回打合せ
お客様、施工会社、検査担当者の3者で行います。工程の確認、検査時期の伝達、担当者間の顔合わせ等を目的としております。
2.地盤改良工事の立会い検査
地盤改良工事がある場合で、希望される場合にのみ実施しております。全ての検査コースに追加することができます。
3.掘り方(遣り方)
建物の配置、根伐りの深さ等の確認を行うか、もしくは砕石・転圧の状況の検査を行います。地盤改良工事の立会い検査に振り替える方もいます。
4.基礎配筋検査(底盤・立上りの鉄筋の検査)
基礎の底盤(ベース)のコンクリート打設前に鉄筋のピッチ(間隔)、かぶり厚さ、継手長さ、定着長さ等の検査を行います。基礎の底盤と立上り両方の配筋検査を行いますが、立上りの配筋が完了していない場合には、次の型枠検査時に改めて検査を行います。
5.基礎立上りの型枠検査
基礎の底盤のコンクリート打設が完了し、立上りの型枠を設置した後に、型枠の設置状況、かぶり厚さ、アンカーボルト、ホールダウンボルト等の検査を行います。
これ以前の検査で立上りの鉄筋のピッチ(間隔)、継手長さ、定着長さ等について確認できていない場合は、これらも検査を行います。
<基礎配筋・型枠検査の補足説明>
一般的にベタ基礎のコンクリートは底盤と立上りの2回に分けて打設されることが多く、その場合、立上りのコンクリートを打設するための型枠は、底盤のコンクリートの施工後に設置されます。
基礎配筋検査の時点では、立上りの型枠が無くて、かぶり厚さを確認できない箇所が多いこと、また、重要なアンカーボルトやホールダウンボルトが設置されていないことも多くて検査を実施できないことから、原則としてコンクリートの打設前にそれぞれ検査(基礎配筋検査、基礎立上りの型枠検査)を行っています。
6.基礎コンクリート打設の立会い検査
コンクリートの打設時に立会い、打設に問題ないか検査を行います。工程によっては、このタイミングでアンカーボルトの検査を行います。この検査はコンクリート打設の日時を早めにお知らせ頂く必要がございます。
7.基礎コンクリートの仕上りまたは土台敷きの検査
基礎の型枠を撤去後にコンクリートの仕上りの検査を行います。工程によっては土台敷きのタイミングで検査を行います。
8.上棟後の構造躯体(柱・梁・筋交い・金物等)の検査
上棟して金物を取り付けた後に検査を行います。木造軸組工法の場合、柱・梁等、筋交い・構造用合板等の耐力壁、ホールダウン金物等の接合金物の取付状況等の検査を行います。
2×4工法などの壁式工法の場合、床組・壁組等、耐力壁、ホールダウン金物等の接合金物の取付状況等の検査を行います。
屋根の防水シート(ルーフィング)やバルコニーの防水工事を一緒に検査することもあります。
9.防水工事(外壁の透湿防水シート)の検査
防水工事の検査を行います。外壁部分の透湿防水シートの施工状況やサッシ周り・ダクト周り・配管等の貫通部の防水補強が主な対象です。バルコニー防水や屋根の防水シート(ルーフィング)を同時確認できる場合は一緒に確認します。
部分的であっても、断熱工事を同時に確認できる場合は一緒に確認します。
10.断熱工事(断熱材の施工)の検査
外壁部分等の断熱材の施工の検査を行います。施工の進め方によっては、一度の検査で全範囲を確認できないことがあるため、8回コースと11回コースでは前後の検査の際にも関連箇所をできる限り確認します。
部分的であっても、防水工事を同時に確認できる場合は一緒に確認します。
11.設備配管、電気配線、基礎断熱(ユニットバスの設置前)
配管・配線等はこのタイミング以前にも、別の検査で伺った際にも適宜確認いたしますが、ユニットバスが設置される前に検査することで大事な部分を確認できます。施工ミスの多い気流止めの確認もできます。
12.足場解体前の検査
外部の足場が解体される前に、屋根・外壁・雨樋等の高所部分について施工状況を確認します。足場の解体後では確認しづらい範囲の検査です。
13.壁下地材
壁の下地材(ボード)工事の検査です。クロス等の仕上げ工事前に検査を行います。外部の工事進捗によっては一緒に外壁仕上げ材等を確認することもあります。
14.竣工検査(内覧会立会いと同等)
完成時点で建物全体の仕上がりを検査します。
内覧会立会い・同行サービスと同等の内容で、通常は竣工検査や完成検査と呼びます。
15.補修後の確認検査
竣工検査で指摘した事項の補修後の確認です(オプション)。建築中に何度も検査をしている場合は重要度は高くありません。
ご注意点
- 既に着工済みの住宅でも対応可能です(住宅あんしん工程検査(着工後のホームインスペクション))。
- 検査回数は前述のコースに関わらず、7回・9回等でも可能です。
- 5回以上の検査をご検討の方には、無償でサービスの事前説明を行っております。検査担当者(予定)とお会いして頂き、人柄なども見てご判断ください。
- 前述の「図面確認」は各図面の有無と内容把握の為のものであり、構造上の安全性等の審査ではありません。
- 建築士法の工事監理(施工監理)とは異なる第三者検査です。
サービスの対象となる方
- 建築前・建築中の新築一戸建てを購入する方。(注文建築、建築条件付土地、建売住宅)
- 欠陥や施工不良など建築上の住宅トラブルが心配な方。
- 売主や施工会社の説明等に不信感がありご心配な方。
- 第三者の住宅の検査が必要だと感じていた方。
■埼玉県 O.Y様
企業理念からもわかる安心感ですね。一つ一つのサービスが細かく設定されており、当初から出会っていればより満足度の高い家作りができたかもしれません。
残念ながら現在の住宅業界は不信感の塊と思っても言い過ぎではないと思います。一言で言うと適当!自己防衛の為には、アネストさんのようなプロにお願いするしかないと思います。
ありがとうございました。の一言に尽きます。特に山本覚さんには大変お世話になりました。偶然ではありますが、人と人との出会いの大切さを身をもって感じました。
本来ならば、住宅メーカーさんがそうでなければならないんですよね!これからもがんばってください。
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