リフォームの追加・変更工事によるトラブルと注意点

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リフォームの追加・変更工事によるトラブルと注意点

Last Updated on 2021-9-16

中古住宅を購入した後や居住している自宅が古くなってきたときには、リフォームを検討し始めることもありますが、リフォームでは様々なトラブルが全国で数多く生じています。

そのトラブルの1つに、工事開始後に施主が希望した追加工事やプランを変更する工事が原因となっているものがあります。リフォーム工事中に行う追加や変更工事の希望にはリスクが伴いますから、施主は慎重に検討しなければなりません。

リフォームの追加・変更工事によるトラブルと注意点

追加や変更工事によるトラブルを回避してリフォームを成功させるため、よくあるトラブル事例を示したうえで、失敗しないための注意点について解説します。

リフォーム工事開始後の追加・変更工事に関するトラブル事例

リフォーム工事を始めてから施主が、追加やプランの変更工事をしたときに起こりうるトラブルの事例を紹介します。ここであげるような問題に遭遇しないようにしたいものです。

工事完了後に想定以上の追加費用を請求された

元のリフォーム契約(工事請負契約)では、工事費用が580万円でした。工事が始まって完成が近づいてから、壁の位置を変更するよう依頼して変更工事をしてもらったところ、50万円もの追加費用を請求された。数万円でできると考えていたが、壁の下地材・クロス・巾木のほかに床や天井まで工事が必要だったため、大工の手当てなども含めて想定以上の費用がかかるとの説明であった。

別の事例でも、コンセントの位置をいくつか追加するよう希望して追加工事をしてもらったところ、数千円程度の追加費用だと思っていたら、5万~10万円も請求されたというケースもあります。希望する位置がコンセントを設置しづらい場所であったために壁・天井の一部で工事が生じたとのことです。

割高な見積りを提示された

追加やプランの変更工事を着工後に依頼して見積書を提示してもらったところ、思ったより見積もり金額が高かったため、値引き交渉をしたが拒否された。最初に契約する前は値引きしてもらえたのに、追加や変更工事では強気な態度であったという事例は多いです。

リフォーム業者にしてみれば、既に契約が成立しているため、追加で依頼されることについては他社と比較されることもほとんどなく、強気な態度に出やすいという事情があります。

追加工事のために不具合が生じた

工事中の現場を見学していたときに、その場の思いつきで一部のプランを変更するよう大工などの職人に依頼する人がいます。大工などの職人は良かれと思って施主の希望に応じることがありますが、後からこれが問題となることもあるのです。

たとえば、図面上の寸法では大丈夫だろうと思って洗面室の収納棚の壁の位置を少しだけずらしてもらったケースがあります。収納を少しでも大きくとりたかったから変更を希望したようなのですが、これにより隣に設置する洗面台の位置がわずかにずれました。

そのずれた洗面台が棚とは逆側にある扉の建具枠に干渉してしまうことが洗面台の取り付け時にわかったのです。ほんのわずかなことなのですが、建具枠に重なっている部分は不恰好です。

この類のトラブルは日常的によく生じていることですから、注意したいですね。

リフォームの追加・変更工事で失敗しないための注意点

前述したようなトラブルにあわないようにするためには、どうすればよいのでしょうか。リフォームの追加工事やプランの変更で失敗しないための注意点を解説します。

できる限り追加・変更工事を避ける

失敗して後悔しないための原則は、とにかく工事開始後の追加や変更を生じさせないようにすることです。これが最も優先すべき対策であることを理解し、リフォーム業者と契約する前に工事内容をきちんと整理しておきましょう。

リフォーム業者の営業マンからは、「契約してからでも(工事が始まってからでも)追加できることは、できるだけ対応しますよ」と言われることもありますが、だからといって気軽に契約してしまうと前述のようなトラブルに遭遇しやすくなってしまいます。

追加工事、変更工事そのものを避けることが大事だと認識しておいてください。

必ず、見積書をとる

どうしても工事が始まってから追加や変更したいことができた場合、必ず、その工事の見積りを書面(見積書)で提示してもらい、金額を確認してから発注するようにしましょう。これによって、想定以上に高い請求を後からされることはなくなります(このトラブルは非常に多いです)。

また、見積り金額を口頭のみで確認することにも注意が必要です。聞いていた金額と請求された金額が異なるとの相談を受けたことが何度もありますが、聞いていた金額が本当かどうか確認することもできません。

現場で職人に直接、指示しない

追加や変更工事の内容は、施主が建築現場を見学しているときに思いつくことが多いものです。そこで、その場にいる職人に「こうしてほしい」と言ってしまう人がよくいるのですが、これが問題を引き起こすことになるので注意が必要です。

その程度の変更に追加費用がかかると思っていなかったのに、後から請求されることもあれば、その変更のおかげで他の工事等に悪影響が出てしまうこともあります。しかも、その要望を施主がしたのだから施主の責任だと言われてしまうこともあります。

思いつきによって現場でどんどん指示してしまうことは、現場の混乱を招くこともありますから、そのような行為はやめておきましょう。

追加や変更工事に対する設計者の意見を聞く

追加やプランの変更は、その箇所や周辺に影響を与えることもありますから、ちょっとしたことだからと思って自分で勝手に判断しないことが重要です。細かなことでも、設計者に相談して追加や変更による悪影響がないか、工事費の金額がいくらになるかといったことを確認しながら、慎重に進めていくように注意しましょう。

リフォーム工事中に追加や変更を希望すること自体が悪いことというわけではありません。ただ、それにはリスクが伴うことを理解して、リスク回避のために適切に進めていかなければならないということなのです。

リフォームで失敗・後悔しないために

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