住宅あんしん工程検査(建築中の住宅検査)の1つである断熱工事(断熱材の施工)の検査のご案内です。断熱工事の検査項目(チェックポイント)の例も公開します。
断熱工事(断熱材の施工)の重要性と確認できる範囲について説明します。
上棟を終えてしばらくすると、断熱工事や防水工事(防水シートの施工等)などが始まります。断熱材の種類はいろいろありますが、いずれにしても検査対象となる重要なものです。
工法・工程にもよりますが、断熱工事を1回の検査で全てチェックするのは困難なことも多いです。
例えば、1階の断熱材を設置して2階の断熱材を設置し始めると、同時に1階の内壁の下地材を設置していく現場は多いです。
この場合、1階の断熱工事の検査をしようとすると2階を確認できませんし、2階を検査しようとすれば1階が確認できません。つまり検査範囲を広げるためには回数を増やす必要があります。
防水工事と断熱工事が同時進行することが多いため、同時に検査することが多くなります。外壁と一体となった断熱材も検査対象です。
「住宅あんしん工程検査」の11回コースでは、防水・断熱工事から下地材の検査までに4回の検査を行います。8回コースでは2回、6回コースでは1回の検査を行います。
断熱工事(断熱材の施工)の検査としては以下の項目があります。但し、建物の工法・プランや工事の進捗、工程によっては以下と異なることもあるため、一般的に考えられるチェックポイントだとご理解ください。
ハウスメーカーによっては、パネルと断熱材が一体となった製品である場合があり、その場合はパネル設置時か設置後に確認することになります。また、断熱工法・使用する断熱材によって、チェックポイントが異なることがあります。