Q1:
建物が未完成なのに、3月末に引渡しだと言われましたが、このスケジュールでリスクがないでしょうか?
A1:
非常にリスクが高いので、建物完成後に引渡しを受けるようにしてください。売主の決算期である為に、無理矢理に引渡しをしようとしているようです。完成前に引渡しを受けること自体がおかしなことですが、引渡し後に売主が倒産するリスクのほか、補修工事の対応が悪くなることも考えられます。
過去の事例でも、引渡し後に補修等の対応が悪くなったことは少なくありません。
Q2:
契約前に建物調査をした結果、購入を中止しました。ところが、調査前に売主に支払っていた申込金を返金してもらえません。これは仕方ないことでしょうか?
A2:
契約前に支払った金銭は手付金にはならない為、契約を中止しても返金されます。早期に返金して頂くように主張してください。多くの場合、第3者の専門家に相談した旨を伝えて返金を要求すると、売主も違法であることは承知していますので、すぐに返金してもらえるでしょう。
Q3:
内覧会立会いサービスで指摘した箇所の補修工事が間に合わず、補修工事の一部を引渡し後に行うと売主が言っています。私自身も今の自宅の売却の都合上、今月末には引越ししなければならない為に補修工事の完了を待つことができません。どうすれば良いでしょうか?
A3:
本来、引渡しは補修工事が完了してから受けるものです。そうしませんと、引渡し後の補修工事への対応が悪くなることがあるからです。但し、今回の場合はお客様側の都合があり難しいところです。今回の補修工事の内容は軽微なものでもあるので、引渡しおよび引越し後の補修工事をお客様が納得できるまで行う旨を書面で頂くようにお願いしてみてください。