サイトトップ >> 住宅購入の基礎知識 >> 住宅の工事監理者がいない!(監理と住宅検査)

住宅の工事監理者がいない!(監理と住宅検査)


LINEで送る
Pocket

住宅を建築する際には、工事監理者を定めて工事監理を適切に行わなければなりません。工事監理」とは、工事を設計図書と照合し、それが設計図書(多くの設計図面)のとおりに実施されているかいないかを確認することをいいます。そして、「工事監理者」がその「工事監理」を行うわけです。この「工事監理者」は建築士です。
 つまり、その住宅が設計図面通りに、適切に建築工事がなされるかどうかは、工事監理者による工事監理が最も重要なことなのです。しかし、この工事監理が適切に実施されていない現場が多数を占めているのが、住宅業界の悪しき現状です。
  アネストでは、年間1500件を超える現場で住宅検査(住宅診断)などを行っておりますが、それらの経験から、そもそも工事監理者が現場に来ていないことがどれほど多いことか、、
工事監理
 しっかり住宅を建てる為の工事監理者が不在で、工事監理がまともに実施されていないなか、安心できる住宅が建築されるとは思えませんね。もちろん、工事監理者が適切に監理を行い、適切な工事が行われている現場もあります。しかし、それは残念ながら少数派です。

また、工事監理が適切に実施されていなくても、工事が適切に行われることもあります。それは、施工会社・現場監督・現場の職人の全てが良い会社や人である場合です。この良いとは、人柄のことではありません。技術・知識・仕事への責任や情熱がある会社や人のことです。

 

 そういった条件が揃えば、工事監理者が不在でも良い住宅が建築される場合もあります(結果が良ければいいわけでないですが)。あなたが建築する(あるいは購入する)住宅の施工会社や現場監督、職人が良いかどうかを事前に知ることは現実的には無理があるでしょう。
 これでは、良い住宅が建築されるかどうかは、まるで運・不運の問題になってしまっています。
 工事監理者は、建築確認申請(=こんな家を建てますよ、という行政への申請)では書面に明記されます。しかし、記載されるだけで現場に工事監理に行かないことがあまりに多いため、問題となっているのです。
 ちなみに、工事監理者とは別に現場監督という人がいます。監理者と言葉が似ているために混同される方もいらっしゃいますが、全く異なるものです。一般的には、現場監督は工事の進捗管理・段取りをしつつ、適切に工事が実施されるようにチェックするものなのですが、現実には進捗管理(工事の段取り)しかできていない現場監督が多いです。
  現場監督には、若い人も多く、職人の方がベテランで指示を聞いてもらえないこともあります。これでは、良い家作りができるとは思えません。
  弊社の住宅あんしん工程検査(建築中の住宅検査)は、工事監理者となるわけではありませんが、建築工事が適切に実施されるように第三者として検査を行うものです。このような業界の現状には本当に必要な住宅検査サービスだと考えています。

【 関連ページ 】

【 関連サービス 】

LINEで送る
Pocket


  住宅購入の基礎知識のカテゴリー一覧  

■全般
 住宅購入の流れ(建売住宅の場合)と注意点
 住宅購入の流れ(中古一戸建て住宅の場合)と注意点
 住宅購入の流れ(新築マンションの場合)と注意点
 住宅購入の流れ(中古マンションの場合)と注意点
 住宅購入に関する売主の瑕疵担保責任

■物件探し
 住宅選びと点検口

■申込・契約
 住宅購入の申し込みと注意点
 住宅購入の売買契約と注意点
 契約前の注意点(設計図書の要求と受領)
 購入前に価格交渉しやすい住宅の条件(住宅の値下げ)

■契約後・引渡し前
 火災保険の相談にご用心

■引渡し・引越し
 購入した住宅の立会い時や引渡し前のチェックリスト
 新築住宅の引渡し前の注意点(内覧会と引渡し)
 新築住宅の引渡し後、入居後(引越し後)の不具合への対応方法と流れ、注意点

■引渡し後・居住中
 住宅の10年保証と10年点検(定期的な点検とメンテナンス)
 自宅を賃貸するメリット・デメリットと住宅診断(ホームインスペクション)

■新築一戸建て住宅を購入する方へ
 住宅の工事(施工)監理者がいない!(監理・監督と住宅検査)
 大手ハウスメーカーなら安心か?
 認定工法だから安心か?
 工業化されたから安心か?
 デザイナーズ住宅は大丈夫?
 低価格住宅(ローコスト住宅)は大丈夫か?
 様々な住宅検査制度の問題点
 建売住宅(建て売り)と住宅検査(住宅診断)
 契約前の注意点(建て売り住宅の第三者検査の許可)
 建築条件付き土地の購入と注意点・工事監理の甘さ
 不動産業者が言う「新築住宅の住宅診断は不要」は本当か?
 パワービルダーの建売を買うならホームインスペクション(住宅診断)
 建売住宅に欠陥が多いのは本当か?
 建築確認や瑕疵保険の住宅検査で安心できるか?(1)
 建築確認や瑕疵保険の住宅検査で安心できるか?(2)
 建築会社が工事と監理をするデメリット
 建築中の住宅検査(ホームインスペクション)で隠れる前に見るべき4つのポイント

■中古一戸建て住宅の購入の注意点
 遠慮は禁物!物件はゆっくり見る
 既存住宅瑕疵保険を利用した中古物件の購入で安心感を
 中古住宅選びは築年数と建物状態の比較検討が大事
 リノベーション済み中古住宅を購入するときの注意点
 中古住宅の寿命と資産価値
 中古住宅購入時のホームインスペクションはスピードが大事
 中古住宅のホームインスペクション(住宅診断)に既存住宅瑕疵保険も?
 中古住宅のホームインスペクション(住宅診断)と仲介業者の斡旋

■住宅購入時の建物のチェックポイント・チェックリスト
 住宅診断のチェックリスト(新築・中古)建物外部編
 住宅診断のチェックリスト(新築・中古)床下・屋根裏編
 住宅診断のチェックリスト(新築・中古)玄関・居室等編
 住宅診断のチェックリスト(新築・中古)台所・洗面等編
 住宅診断のチェックリスト(新築・中古)和室・設備編

■その他
 住宅の第三者検査
 住宅・不動産業界の知人のアドバイス
 打ち合わせ記録(約束事項は記録しよう!)
 住宅の個人間直接取引(売買)
 既存住宅のホームインスペクション(住宅診断)が一般化
 ホームインスペクション(住宅診断)を利用する時の注意点