2009年07月03日
中古住宅の住宅ローン [社長日記(前向いて行こう!)2009]

最近、不動産業界では、中古住宅の話題が増えています。
「これからは、中古住宅の時代だ!」
というような話です。
これは、国土交通省が推し進めていることですし、
私も自社のお客様の動向から、肌で感じています。
中古住宅の建物調査のご利用の多さが証です。
これから、中古住宅の市場が活性化していくことは、
まず間違いないでしょう。
しかし、新築住宅の建築・分譲・販売で
事業を成り立たせている会社は数多く、
これらが黙っているとも考えにくいかと思います。
長期優良住宅も、中古住宅より新築住宅に関することが
主になっているように感じられますしね。
結局は、「長持ちする新築を建てよう!」ってことになってませんか?
と、今日はそんなことを書きたいわけではないのですが、
中古住宅の住宅ローンについて思うことです。
日本では、新築後の住宅価格の下落はかなり大きいです。
車でもそうですよね。
買った瞬間からは中古住宅として、大きく価格が下落してしまいます。
これからは、中古住宅市場が大きく変わる可能性がありますが、
現状ではこうなっているのです。
そして、その後も価格は下がり続けるわけですが、
それは建物の価値をあまり認めないからです。
逆にいうと、建物の価値がほとんどないレベルまで価格が下がると、
そこからはあまり下がりません。
築年数が新しいほど価格の下落率が高く、
築年数が古いほど下落率が低いわけです。
しかし、日本の金融機関は中古住宅よりも新築住宅の住宅ローンに熱心です。
その不動産の担保力を考えれば、下落率の低い中古住宅の方が安全だと
考えられるのですが、そうは考えないようです。
中古住宅よりも新築住宅の方が購入者層の条件がよい、
と考えているのかもしれません。人的要件によるものですね。
徐々に住宅市場が変わってきており、
中古住宅の購入者層もいろいろです。
個人的には、新築住宅の住宅ローンで、頭金なしの方に融資するよりは、
中古住宅の方に注力した方がよいのではないかと感じるところです。
頭金なしの新築住宅への融資は、融資した瞬間に大幅な担保割れです。。。
これからは、金融機関の姿勢も変わってくるでしょう。

