2006年03月14日
オートレーザーを使用しない理由 [住宅取得コンサルタントの本音]

相変わらず、オートレーザーの使用の有無について問い合わせを受けることがある。
そこで、何故、不要であると考えているかについて、ここで理由をまとめてみました。
ご覧ください。
≪ オートレーザーを不要と考える理由 ≫
①建築物は、機械が作るものではなく、人が作るものですので、mm単位の僅かな
誤差が生じるものです。それをオートレーザーでmm単位の誤差を指摘しても意味が
ないと考えます。
②多くの場合、他社が使用しているオートレーザーは、簡易的なものであり、その
製品そのものにも、元々、誤差が生じます。本来なら、より高性能な製品もある
のですが、室内で測定するためのものではなく屋外で使用するように作られて
おります。
③また、マンションのフローリングは、遮音効果を上げる為に、クッション性が
あり柔らかくなっており、人の体重でも沈むようになっています。
オートレーザーをこのような柔らかい室内のフローリングの上で使用しますと、
この測定する条件によるmm単位の誤差も出ます。元々、柔らかいフローリングの
上で計測するには適していない器具なのです。
④つまり、オートレーザーの性能そのものの誤差とフローリング上で計測すること
による両方の誤差が出ることになり、mm単位で計測することを強調している意味が
ないと考えます。
⑤オートレーザーは、一戸建ての建物全体の傾きを計測したり、マンションであれば、
フローリングなどの仕上げ工事をする前の構造体(コンクリートだけの状態)の
調査に使用したりするなら意味があると言えます。コンクリートは固く沈まない
ですから。
⑥そもそも、オートレーザーは調査道具ではなく建築する際に使用するための道具
です。
⑦室内の床等の傾きは、1つの室内でも場所によって傾きがあるところと、問題ない
ところがある場合が多いため、1つの室内で複数箇所の計測が必要になります。
1つの住戸で、少なくとも10数箇所は計測する必要が出てくるのですが、どうしてもオート
レーザーを使用するとなると、相当な時間を要します。
水平器であれば、機動的に検査を行うことが可能です。
⑧内覧会では、ほかにも多くのチェック項目があり、傾きのチェックだけに多大な
時間をかけることは時間とコストの無駄となってしまいます。
⑨仮に、オートレーザーで計測しないと正確な傾きの調査ができないのであれば、
本来なら、全ての居室はもちろんですが、廊下・トイレ・洗面室においても全ての
壁も含めて調査しないといけないことになります。もちろん、それぞれの空間の
中でも複数のポイントによる調査が必要です。しかし、実際にそこまでしている
会社はないでしょう。
⑩つまり、実際には、水平器での調査で充分であることをわかっているということ
です。
⑪仮に、水平器でチェックして確認できないレベル(技術水準)の人であれば、
ほかのチェック項目もしっかりチェックする能力があるのか疑わしくなります。
目視以外にチェックする方法がない項目も数多くありますので。
⑫水平器は、機動力があり、判断も早く出来、床等だけでなく、棚・カウンターなど
の確認も素早く出来ます。
⑬本当のプロであれば、目視・歩行感触によって確認できるのですが、細かな
チェックとお客様への説明や売主や施工会社ヘ示すために水平器を使用していま
す。
「本当に意義あるサービスを提供、且つ、追求する」
これが当社のポリシーです。
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