2006年02月04日

調査を拒む仲介業者の事情 [社長の業界ネタコラム]

gyoukai_01.gif

当社に問い合わせされるお客様から、よくこんなことを聞くことがあります。

「売主さんが、『調査までされて売るぐらいなら他の人に売る』といってるらしいのですが」

最後の「らしい」がポイントです。
これ、間に入っている仲介会社の営業マンが勝手に言っているケースが多いようです。
(過去の経験から)

そんなケースでも、なんとかお願いして実際に調査に行くと、売主さんの対応も良く、逆に協力的なことが多いことがあります。

仲介業者の立場上、成功報酬なので、なんとか取引を成立させなければならない。
そうしないと自分の懐に歩合給が入ってこない。

と考えてしまうわけです。

そこで、適当な理由をつけて、第3者のプロによる調査をさせないようにしようと考えることがあるようです。

でも、はっきり言って、そんなときこそ調査しないと怖いです。何かあるのかと疑ってしまいますよね。

なかには、「契約して、決済もして(代金を支払い引き渡しを受けて)、入居前に調査してください」なんて言う営業マンもいるようです。大手でもそうです。

契約してからでも遅いのに、引渡しまで済ませてからでは遅いのです!
問題がったから契約解除に簡単に応じる売主は、ほとんどいないでしょう。

仮にスムーズに応じたり、裁判で認められたとしても、支払った代金を使っていたら返金する能力もないのです。実際に、次の家の購入代金や、売却した家の住宅ローンの返済に充ててしまうケースが多いでしょう。

そもそも、トラブルになってからでは遅いのです。そんなことを分かっておきながら、「引渡しの後で・・・」というのは、目の前の契約を済ませたいからだけという、その営業マンの身勝手な都合にすぎません。

これが、この不動産業界では、大手も含めて日常的に行われている現状です。

買主さんの意向に沿って第3者の調査を円滑にすすめることが信頼の獲得につながるし、万一、その物件を買わなかったとしても、また同じ担当者・同じ会社に家探しをお願いする可能性だって高くなります。

ホントに改めて欲しいことですね。

投稿者 arai :

ブックマークに追加する
はてなブックマーク、livedoorクリック、Yahooみんなのトピックス、
Googleブックマーク等への登録は上記ボタンをクリック!